車検の際に
「車庫証明が必要なのでは?」
と思った方も結構いらっしゃるようです。車庫証明は、「所有する車の保管場所を確保しています」という証明書ですので、車検時にも提出が必要そうですよね。
でも結論から先に申し上げますと、車検に車庫証明は必要ありません。
その理由と車検以外に車庫証明が必要なケースについて考えてゆきます。
車検に必要な書類
車検には、下記の書類が必要です。
- 車検証
- 自動車損害賠償責任保険証明書
- 自動車税納税証明書(継続検査用)
- 自動車重量税納付書
- 定期点検整備記録簿
詳しくは、車検に必要なもの・書類について
このように、車庫証明は車検には必要ではありません。
そもそも「車庫証明」って
車庫証明とは、先ほどもお伝えしましたが、
愛車の保管場所を確保していることを証明する書面
のことです。
正式には「自動車保管場所証明書」と言います。
車庫証明書をもらうには、車庫の所在地を管轄している警察署に申請を行います。
車庫証明に必要な書類は、
- 自動車保管場所証明申請書
- 保管場所標章交付申請書
- 保管場所の所在図・配置図
- 保管場所使用権原疎明書面(自認書、自分の土地の場合)
- 保管場所使用承諾証明書月極め駐車場などの場合)
自分で車庫証明を取るためには、平日の昼間に2回警察署にい行く必要があります。
車庫証明が必要なシチュエーションとは
車庫証明が必要になるのは、
- 新車や中古車を購入した時
- 結婚などで車の所有者の氏名が変わった時
- 引越しなどで車の所有者の住所が変わった時
- 車の売買や譲渡によって車の所有者が変わった時
などです。
変更手続きをしないとどうなるの?
住所が変わった場合、車庫証明には「変更」というものはありませんので、再度「登録」しなおすことになります。
手間もかかるので、わざわざ車庫証明を取り直さない方も結構いらっしゃいますが、罰則がありますので注意が必要です。
- 虚偽の保管場所証明申請 20万円以下の罰金
- 道路の車庫代わり使用 3ヶ月以下の懲役又は20万円以下の罰金 3点
- 道路における長時間駐車 20万円以下の罰金 2点
- 保管場所の不届、虚偽届出 10万円以下の罰金
結論:車検に車庫証明は必要ない
以上のように、車検には車庫証明は必要ありません。
でも、引っ越しして住所が変わった場合などは、変更手続きは行っておきましょう。
罰則もありますし、愛車を手放すときにスムーズに処理が行えます。
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