車を運転する上で加入する保険には、「自賠責保険」と「任意保険(自動車保険)」があります。
自賠責保険は、加入が義務付けられている強制保険です。
未加入ですと車検も受けれませんし、公道も走れません。そのまま運転すると厳しい罰則があります。
自賠責保険料は、車検時に車検の有効期間分を支払います。
任保険である自動車保険は、その名の通り任意ではありますが、自賠責保険では保証しきれない範囲をまかないます。
自分・同乗者を守るためにも自動車保険は今や必須の保険です。
自動車保険は、保険会社によって保証内容・保険料は異なります。
毎年必要な自動車保険料ですが、車検の時期に一度見直してみましょう。そうすることで、年間2万円以上お金を節約でるケースも多くあります。
この記事でわかること
自動車保険には2つのタイプがある
一言で自動車保険と言っても、大きくは2つに分かれます。
代理店型とダイレクト型(通信販売型)です。
代理店型
その名の通り、保険会社の代理店を通して自動車保険に加入することです。
古くからある形態で、対面式で手続きを行います。
メリット
窓口となる担当者が決まっている:保険の選び方や特約の内容など、直接対面で教えてくれます。初めて自動車保険委加入される方にはとても安心です。
デメリット
保険料が高め:多くの営業人員を抱えているので人件費がかかっています。また、取り次ぎ手数料が保険会社の保険料に乗っています。
選択肢が少ない:全ての保険を扱っているわけではなく、代理店契約している限られた自動車保険からしか提案できません。手数料の高い保険から進めてくるケースも少なくありません。
ダイレクト型(通信販売型)
メリット
保険料が安い:営業人員を抱えていないので中間経費が掛からないため、保険料も安くできます。また、消費者と直接契約しますので、代理店に払う手数料も必要ありません。
選択肢が多い:自分で探すことができますので、選択肢は代理店型よりも多くなります。
デメリット
自分で探す必要がある:各保険会社のホームページを見てまわって、詳細な情報を入力・見積もりを取り、内容や金額を比較する必要があります。
また、自分で保険の内容を読んで理解し、選択することになります。
ただし最近は専用のサポートダイヤルがあって、電話口ではありますが丁寧に詳しく教えてくれます。
自動車保険を選ぶポイントは?
保険会社の数も多く、補償内容や特約の違いなど、どれを選べばよいのか選択肢が多すぎて迷ってしまいますよね。
何をポイントに選ばばよいのでしょうか。それは、
保険料とロードサービス
を比較しましょう。補償内容に関しては、各社それほど大きな違いはありません。
一定の条件で各社の保険料を比較してみるとわかりやすいと思います。
補償 | 補償額目安 |
---|---|
対人賠償保険 | 無制限 |
対物賠償保険 | 無制限 |
搭乗者傷害保険 | 1,000万円(入院日額1万円) |
人身傷害補償保険 | 3,000万円~5,000万円 |
車両保険 | 新車の場合は入っておいた方が安心。年式が古くなると外すケースが多い |
これに弁護士費用の補償特約をつけた条件で、複数の保険を比較しましょう。
あと、ロードサービスがついているか否かも重要です。
最近はロードサービスも充実していますので、ついている保険の方がお得です。
でもいくつもの保険会社から見積もりを取るのも大変そう
自動車保険の見積もりを取るには、細かな車両情報など、記載(入力)項目は結構多くあります。
3社から見積もりを取ろうと思えば、同じような事を3回行う必要があります。
でもこちらのサービスを使えば、1回の入力で複数の保険会社から見積もりをとれます。
平均で2万5千円も安くなった、というデータも出ています。
無料ですので、一度試してみてはいかがでしょうか。
※ただし、ご加入の保険満了日が90日以上先の場合は、このサービスは受けることができませんのでご注意ください。
自動車保険、切り替えても等級は引き継げるの?
自動車保険の等級は、保険会社を変えてもそのまま引き継がれます。
低い等級から再度スタート、ということにはなりません。自動車保険は「掛け捨て」の保険ですので、同じ保険を長くかけ続けたからと言って、あまりメリットもありません。
見直してみると、年間2万円以上安くなるケースも多くあります。
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