車検の日数

車を維持するうえで、車検は2年(新車の場合は初回は3年)に一度は受ける必要があります。

毎日車を使用している方にとっては、車検にどれくらいの日数がかかるかは、重要な事項だと思います。

今回は、車検にかかる時間・日数についてのお話です。

車検って、どんなことをしているの?

一言で「車検」といっても、実際にどんなことをしているのかご存知の方も少ないと思います。この作業自体が車検の時間に影響しますので、簡単にご説明いたします。

24ヶ月法定点検

法律で定められた定期点検です。24ヶ月ごとに行うことが義務とされています。これは、「車検」ではありません。

ですので、車検と同時に行わなくてはならない、ということはありませんが、作業費を一度で済ませれることから、車検時に行うことが一般的です。

点検項目は、56箇所もありますので、さぞかし時間もかかるのでは?と思いますが、ガソリンスタンドや1日車検のお店などでは、点検時間はナント15分~30分位までとなっています。

「点検」ですので、事前のヒアリングで具合の悪い個所などが無いケースは、本当の目視点検で終わってしまいます。

ディーラーの場合は、2時間ほどは見てください、ということが多いですね。

整備

上記の点検で整備が必要だ、と判断された場合は作業を行います。交換部品の在庫がない場合には、取り寄せに時間がかる場合も出てきます。

検査

実際に保安基準に適合しているか、の検査を行います。※これが車検です。

検査は運輸支局(軽自動車は軽自動車検査協会の専門の検査場)で行いますが、国土交通省指定の自動車整備工場でも検査が可能です。

ディーラーや民間車検工場などですね。ちなみに指定工場でない業者は、上記に持ち込んで車検を受けます。

かかる時間は、約10分ほどです。思ったより短い時間ですよね。

この検査で不具合が指摘された場合は、再検査となります。

業者が必要な整備もしてくれますので、ユーザー車検でない限り、再検査という言葉は聞くことはないと思います。

適合標章(仮車検証)発行・書類作成など

車検に合格すれば、車検ステッカーがは行されます。一般的には車検から帰ってきた車には、適合標章仮車検証が貼られています。

正式な車検シールは後日郵送されます。

実際の車検にかかる時間・日数って?

車検の所要期間は1時間から2~3日

随分、開きがあるな!と言われそうですが、実際にはどこで車検を受けるかによって、所要時間や日数は変わってきます。

ディーラーは2、3日かかるのが一般的ですが、車検フランチャイズ店などでは1時間、というスピード車検も実施しています。

ディーラー車検では洗車は勿論、車内の清掃も奇麗に行ってくれます。また、ディーラー車検は「安心」を売りにしているので、「1時間でできました!」ということは、可能であってもしないのでしょう。

一方車検フランチャイズ店などは、その名の通り「車検専門」のお店です。半日以内で完了させるお店も多くあります。

専業ですので、スタッフの配置やスケジュールの組み方など、徹底しています。

ガソリンスタンドの車検は結構時間に幅があります。というのも、自分のお店で車検ラインを持っていれば早く済みますが、そうでない場合は運輸支局に車を持ち込まなくてはいけません。

土日は運輸支局も車検を行っていませんので、週末をまたぐとその分日数もかかってしまいます。

オートバックスやイエローハットなどのカー用品店では、1時間から半日となっています。

いずれにせよ、車検をスムーズに行うためには、余裕をもって予約を入れておきましょう。

そうすることで、代車の手配なども滞りなく行えます。

 

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