車検シール(ステッカー)にはどんな内容が記載されているのでしょうか?また、色の違いに意味があるのでしょうか?実は、車検シールには重要な内容が記載されています。
今回は車検シール(ステッカー)の見方についてのお話です。
車検シール(ステッカー)には何が書かれているの?
- 車検シールの表側(外から見える)には、車検の有効期間が満了する年と月
- 車検シールの裏側(社内から見える)には、車検が満了する年月日
が記載されています。
車検の有効期間が平成29年12月1日の場合でも、表面はこのように「12」としか記載がありません。
「12月中に車検を受ければいいんだな」と思っていると、車検の有効期限切れとなり「車検切れ」の車となってしまいます。必ず内側の”日にち”まで確認するようにしましょう。
ちなみに、平成29年1月より車検シールのデザインが変更になりました。
出展:国土交通省ホームページ
サイズも少し大きくなり、外からも確認しやすくなりました。
車検シール(ステッカー)の色っていくつかあるの?
車検シールには色がついていますが、何色かあるのでしょうか?実は車検シールの色は2色あります。
- 普通車:水色
- 軽自動車:オレンジ色
昔は、年度で色分けされた紙のシールでしたが、今はこの2色に統一されています。
丸い形のシールって何?
フロントガラスに貼ってある「丸い」シールを、車検シールと間違われるケースが結構あります。
丸いシールは、定期点検票(12ヶ月点検等)です。車検の有効期間を表すものではありません。
定期点検も法律で「義務」付けられてます。
でも、自分で点検もできるので、この丸いシールは「貼らなくてはいけない」車検シールと違って、「貼ってもいい」シールですので、貼っていなくても、丸シールの期限が過ぎていてもとがめられることはありません。
ユーザー車検ではついてきませんが、指定工場で車検を受けると、当然点検も行うので12ヶ月点検の丸シールも自動的に貼付されます。
車検シールが貼られていない場合の罰則
車検シールはこのように、重要な情報を記載しています。ですので、道路交通法で下記のように定められています。
自動車は、自動車検査証を備え付け、かつ、国土交通省令で定めるところにより検査標章を表示しなければ、運行の用に供してはならない。
道路運送車両法第66条
もし、貼っていない場合は、
五十万円以下の罰金に処する
となっています。特に車検シールが後日届く場合には、この貼り忘れには十分注意しましょう。
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