車を維持するうえで、2年に1度はやってくる車検代は結構負担が大きいですよね。
できれるだけ安く済ませたいものですが、ユーザー車検を自分で通せる方も少ないのが実情です。
愛車のメンテナンスは数が月に1度のオイル交換のみ、といった方も多いことでしょう。
そうなれば、車検をどこかに依頼することになります。何とか安くするために、値引きの交渉はできないものでしょうか?
今回は「車検費用の値引き」についてのお話です。
値引きできない費用
車検費用には「絶対に値引きの出来ない費用」があります。車検費用の内訳で詳しく書いていますが、いわゆる「法定費用」です。
法定費用とは、自動車重量税・自賠責保険・印紙代です。
これはどこで車検を受けようとも金額は変わりませんし、値引きもできません。
法律で定められているものですので、なんともならないのです。
値引き可能な費用
法定費用以外は「金額は値引きが可能かも?」と思われる費用です。
ただし、見積書のすべての項目に対し、値引きの交渉が可能かどうかは、車検事業者によって異なります。
「即日車検」「格安車検」などの広告を出している車検事業者は、最初からかなり価格を安くして集客しているので、ほとんど値引をしないお店もあります。
ですので、車検基本パックなど、事業者があらかじめ用意しているメニューからの値引きは難しいかもしれません。
それ以外の、「納車費用」「洗浄費用」「代行費用」などを交渉してみましょう。出来ればカットしてもらいましょう。
また、基本セットは安く設定しておいて、交換部品をアレコレつけて結局はディーラー車検と変わらない、高くついた、なんてこともあります。
見積書で提示された交換部品については、「本当に今、必要かどうか?」を確認しましょう。
筆者もディーラーで、初回の車検でバッテリー交換を見積もられたので、カットしました。
車検代を安くするコツ
車検費用を安くするコツについてまとめてみました。
1.複数の見積りをとる
5社も6社も見積もりを取るのも大変ですが、2、3社で見積もりを取ったほうが良いです。
その理由は、「相場を把握できる」「交換部品の判断材料になる」「値引きの交渉に使える」ということです。
いくつかの見積書を並べてみて、すべてで交換が必要だ、と言われた部品は交換したほうがいいでしょうし、値引きの交渉に他店の見積もり金額を引き合いに出すこともできます。
※ただし、あまり強引に「他店ではこの金額だ。それより安くしろ」とやってしまうと、「どうぞ他に行って下さい」となります。
そして、他店の金額を交渉材料にするなら、同じ業態のお店の金額にしましょう。
どういうことかといえば、「格安即日車検」の事業者の見積もりをもってディーラーに値引き交渉しても、値引きは期待できません。
ディーラー車検は、他との価格比較よりも、不要な交換部品を減らす、代行費用や納車費用、洗浄費用などを交渉すべきです。
格安即日車検系とガソリンスタンド、カー用品量販店などは、価格比較で交渉する余地はあります。
2.キャンペーンを使う
車検業者は独自のキャンペーンを行っています。
早割キャンペーン
余裕をもって早めに予約すれば、割引を受けれるキャンペーンです。
業者も事前に余裕をもって、人員と施設の手配ができるので歓迎してくれるのです。
その他にも、WEB申し込み割引、レディス割引、平日割引など色々あります。業者選びの際もキャンペーンの適用可否も確認しましょう。
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3.直接車を持ち込む
愛車は、車検を受ける工場へ直接車を持ち込み、終わったら受け取りに行きましょう。
車を取りに来てもらう・納車してもらうには、最低でも2人は必要となります。人件費がかかる訳です。
自分で行うので「その分安くして」というのはアリだと思います。
4.平日に余裕をもって預ける
即日車検、とうたっている業者もありますが、作業工程を自社で調整できれば工場にとっても都合がいいはずです。
車検工場のスケジュールに合わせて持ち込むことを条件に、値引きを交渉してみましょう。
5.削れる作業は削ってもらう
納車費用は先にお伝えした通りですが、他にも削れる作業があれば削ってもらいましょう。
例えば、下回り洗浄と塗装。これは、降雪地帯でなければ必要はありません。
また、交換部品についても注意が必要です。本当に交換が必要かどうか。必要であれば自分で交換できないか、を考えてみましょう。
バッテリーも通販で安く買うことも可能です。ワイパーもカー用品店で買ってきて自分で簡単に交換できます。
車検を通す前に調べてみよう
車検は、やはり結構な出費ですよね。年式が経って、回数が増えるとなおさらです。
車検は「車の買い替えのタイミング」として一番多い節目です。
車検を通した後で、「買い替えとけばよかった!」となるかもしれません。
ですので、車検を受ける前に、少しでも買い替えが頭によぎったら、愛車の最新の査定相場を調べておきましょう。
車検を受けるかどうかは、この金額を見てから判断すべきです。
でも、車の査定相場は毎日変動しているので、ネットや雑誌で調べても載っていません。あるのは過去のデータで、参考にもなりません。
こちらのサイトを使えば、簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場がわかります。
同時に、複数の買い取り専門店に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店と金額もわかります。
もちろん無料で使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。