車検とは

自動車を所有していると、2年に一度(新車の場合は3年)は、車検の時期がやってきます。

車検を受けていない車は当然公道を走ることができませんので、車検は「必須」です。

改めての内容にはなりますが、今回はそもそも車検とは何?についてのお話です。

車検とは

日ごろよく使っている「車検」という言葉。正式名称は、「自動車検査登録制度」の「継続審査」のことを指します。

一定の期間ごとに、国が定めた保安基準に適合しているかどうか

を審査するためのものです。

保安基準とは、外観や安全面、公害防止面などに対する基準です。詳しくは国土交通省のホームページに書かれています。

車検の目的

車検の目的は、車両が外観や安全面、公害防止面などでその時点で保安基準に適合しているかどうかの審査です。適合していれば合格します。

つまり、劣化した部品を見つけて交換するものではありません

タイヤがかなりすり減っていても、基準値の1.6mmの溝があれば車検には通ります。

でも1.6mmと言えばスリップサインが出るくらいの摩耗ですので、安全面で考えるともっと早く交換するべきです。

このように、車検は次の車検までの安全を保障するものではないのです。

車検とペアの定期点検整備

自動車のユーザーは日常点検整備を行う義務があります。普段の運転において、エンジンのかかり具合やランプ類の点検、タイヤの状態などユーザーで行える点検は普段から行いましょう、ということです。

さらに定期点検整備も必要となっています。定期点検整備とは、その名の通り定期的に行う必要のある点検を定めたものです。

こちらもユーザーの義務となっていますが、点検項目も多く、専門的な知識・技術も必要になります。

56もの項目があって、外から見ることができない部品を取り外してチェックしたり、テスターを用いて排気ガスの状態等をチェックするなど、一般のユーザーにはかなり難しい内容です。

ですので、車検時にこの法定24か月点検も同時に行うことが多いのです。

車検の有効期間について

車検には、有効期間があります。車種や使用用途によって異なりますが、一般的な乗用車であれば、新車購入時は3年、以降2年ごとに車検を受けることになります。

車種 有効期限
初回 2回目以降
貨物自動車 8トン以上 1年 1年
8トン未満 2年 1年
バス・タクシー 1年 1年
レンタカー(乗用自動車のみ) 2年 1年
軽貨物自動車 2年 2年
大型特殊自動車
自家用乗用自動車 3年 2年
軽乗用自動車
小型自動車二輪(250cc超)

人や貨物を積んで走ることを仕事とする車両は、1年ごとに継続審査が行われます。

車検の費用について

車検費用

車検にかかる費用は、大きく分けると法定費用車検費用に分けることができます。

法定費用とは、その名の通り法律で決まっている費用です。

法定費用は、自動車重量税・自賠責保険・印紙代の3つです。

重量税は、車両の重量によって課せられる税金です。自賠責保険は普通乗用車か軽自動車かで決まってきます。

この法定費用はどこで車検を受けても金額は変わりませんし、値引きもできません。

車検費用とは、車検基本費用、点検整備費用、交換部品代、などです。

こちらは、どこで車検を受けるか、どこまでの部品を交換するか、で金額は結構変わってきます。

詳しくはこちらのページで解説しています。気になる車検費用の内訳はどうなっているの?

車検はいつから受けれるの?

車検を受けれる期間は、基本的に車検満了日の一か月前から受けることができます。

この期間医車検を受けると、満了日が短くなることはありません。

車検満了日は車検証もしくはフロントガラスの中央上部に貼ってある車検シールの裏側(車内側)に書かれています。

一か月よりも前に車検を受けることもできますが、その場合は継続審査とならずに、車検の満了日が車検を受けた日から2年となります。

よほどの都合がない限り、車検は満了日の一か月前から受けるのが一般的です。

詳しくは、こちらのページで解説しています。

車検を通す前に調べてみよう

車検準備

車検は、やはり結構な出費ですよね。年式が経って、車検の回数が増えてくるとなおさらです。

車検は「車の買い替えのタイミング」として一番多い節目です。

車検を通した後で、「買い替えとけばよかった!」となるかもしれません。

車検間近でも、思っているよりも高い査定が付くことも結構あります。

ですので、車検を受ける前に、少しでも買い替えが頭によぎったら、愛車の最新の査定相場を調べておきましょう。

車検を受けるかどうかは、この金額を見てから判断すべきです。

でも、車の査定相場はネットや雑誌で調べても「最新の相場」は載っていません。

相場は毎日行われている中古車オークションの売買価格に連動して、毎日変動しているからです。

あるのは過去のデータで、参考にもなりません。

では、どうすれば調べることができるのか?

こちらのサイトを使えば簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場がわかります。

 

古い車でも高く売れる!入力はカンタン32秒

同時に、複数の買い取り専門店に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店と金額もわかります。

もちろん無料で使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

「車検に出すかどうか?」の判断基準にもなりますよ。