車検が切れた車は、当然公道を走ることはできません。運行するには、もう一度車検を通す必要があります。
でも公道を走れない車で、どうやって車検を受ければ良いのでしょうか?また、どんなものを準備しておけばよいのでしょうか?
今回は、車検切れの車の車検を受ける方法についてのお話です。
この記事でわかること
車検切れの車でも車検を受けれるの?
「はい、受けれます」
車検が切れていようと、普通に車検は受けれます。
ただし、そのままの状態で自分で運転してディーラーや車検工場に持ち込むことはできません。
無車検車の運行は厳しい罰則があります。
ですので、次のいずれかの方法をを選択することになります。
車検を受ける業者(ディーラーや車検工場など)に連絡を入れ、トラックやレッカー車で取りに来てもらう。
この場合は、当然業者に対して移動費用が発生します。
仮ナンバーを取得し、自分で車検を受ける場所まで運ぶ。
車検を受ける日をあらかじめ決めておき、その日に合わせて仮ナンバーをつけておけば「車検を受けるための運行が可能」になります。
車検切れの車の車検費用って?
車検が切れている車だからと言って、「特別に費用が高くつく」ということはありません。
高くなるとすれば、車検切れの車を移動させるためにかかる費用や仮ナンバーの申請にかかる費用です。
自分で仮ナンバーをつけて車検に持ち込めば、費用は印紙代の750円ほどで済みます。
ただし、仮ナンバーの申請などの手間は発生します。
車検を受ける業者に取りに来てもらう場合は、レッカーやトラックで運ぶことになるので、その費用がかかってきます。
この費用は、明確に表記している業者はほとんどありません。
車検費用+αとなりますが、+αの部分があまりに大きいと、車検自体を敬遠される可能性が高いので、車検費用に含んだ形で見積もってくる業者がほとんどです。
ちなみに、車検工場には「指定工場」と「認証工場」があります。
指定工場は、車検場のような検査ラインを自社工場に持ち、「民間車検場」ともいわれます。自社で検査ラインを持っているので、車検の際に車両を陸運局に車を持ち込む必要がありません。
一方、認証工場は、自社で車検ラインを持っていなので、車両を車検場に持ち込んで検査を受ける必要があります。
車検切れ車の場合は、認証工場から車検場までの移動にも費用が掛かってくる可能性があります。
ですので、指定工場を選んだほうがいいと思います。
車検切れ車の車検、必要な書類って?
車検切れの車だからといって、特別必要になる書類はありません。
車検に必要な書類は、
- 車検証
- 自動車損害賠償責任保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 24ヶ月定期点検整備記録簿
です。
仮ナンバーを取得するなら、臨時運行許可申請書という書類を申請時に提出する必要があります。
自動車税納税証明書が無い場合
自動車税を納めていて、その証明書を紛失したのであれば、再発行してもらえばOKです。
しかし、納めていない場合は要注意です。
車検切れの車でも、一時抹消登録をしない限り自動車税は課税されます。毎年納税しているハズです。
しかし、一時抹消登録をしなくても、自動車税納付書が届かないことがあります。
自動車税課税保留制度といって、車検が切れた車に対して自動車税の課税が保留される制度があります。(地域によってバラツキがあります)
年度末の3月までに車検が切れて、そのまま4月を迎えた車は、「使用されていない車」と都道府県が判断し自動車税の課税が保留されるのです。この場合、5月を迎えても納付書が届きません。
「ラッキー!」と思ってはいけません。
あくまでも「保留」であり「免除」でないので、再度車検を受けると保留分も含め課税が再開されます。
車検を受ける前に、愛車の査定相場を知っておこう
車検はユーザー車検でない限り、やはり10万円前後はかかってきます。年式が古くなると尚更です。
車検が切れていると言っても、愛車の査定相場は意外と高いケースも結構あります。買い替えも検討してみるべきです。
ですので車検を受ける前に、一度愛車の査定相場を調べておきましょう。
車の査定相場は毎日変動しているので、ネットで調べても最新の相場はのってはいません。
こちらのサイトであれば、無料で簡単に調べることができます。
わずかな入力後、すぐに愛車の査定相場を教えてくれます。
同時に、最高額で買ってくれるお店と金額もわかりますよ。
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