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車の税金制度は、何年かに一度変更されることがあります。
最近では、自動車が環境に与える影響を考慮して排ガス規制・燃費性能の良い車は、自動車税(軽自動車税)」「自動車取得税」「自動車重量税」が軽減されてます。
いわゆる「エコカー減税」ですね。
一方、新車登録から一定の年数(13年・18年)を経過した車は、環境への負荷が大きいとされ、自動車税と自動車重量税が重く(重課)になります。
こちらはあまり知られていませんが、一体どれくらいの負担になるのでしょうか?
今回は「18年超の車」にスポットを当ててみました。
この記事でわかること
自動車税は18年超でどうなるの?
自動車税は、毎年4月1日の時点での車の所有者に対して課税される税金です。(軽自動車は「軽自動車税」)
自動車税が、どのタイミングで増税されるかというと、
・ガソリン車は、4月1日時点で13年を経過したもの
・ディーゼル車は、4月1日時点で11年を経過したもの
■増税額は約15%です。
2000ccクラスの乗用車(例:初代ステップワゴン)ですと、3万9500円が4万5400円となります。
毎年かかる税金なので、この金額アップはかなりキツイですよね。
では、18年を超えた場合はどうなるのでしょうか?
18年超の車の自動車税は、13年超の時点で増税されているので、そのまま
自動車税の早見表も添えておきます。
【自動車税早見表 エコカー減税適用前】
排気量 | 13年未満の車 | 13年超 |
---|---|---|
軽自動車 | 7,200円 | 12,900円 |
1,000cc以下 | 29,500円 | 33,900円 |
1,000cc超1,500cc以下 | 34,500円 | 39,600円 |
1,500cc超2,000cc以下 | 39,500円 | 45,400円 |
2,000cc超2,500cc以下 | 45,000円 | 51,700円 |
2,500cc超3,000cc以下 | 51,000円 | 58,600円 |
3,000cc超3,500cc以下 | 58,000円 | 66,700円 |
3,500cc超4,000cc以下 | 66,500円 | 76,400円 |
4,000cc超4,500cc以下 | 76,500円 | 87,900円 |
4,500cc超6,000cc以下 | 88,000円 | 101,200円 |
6,000cc超 | 111,000円 | 127,600円 |
18年超で跳ね上がるのは「自動車重量税」
自動車重量税は車の重量に応じて課税される税金です。車検時に、次の車検の有効期間分の2年分の税金を納めます。
この自動車重量税が18年を超えた車には、さらに増税されます。
【自動車重量税早見表】
車両重量 | 2年(車検実施時) | ||||
---|---|---|---|---|---|
エコカー減免適用 | エコカー減免無し | ||||
エコカー (本則税率) |
エコカー以外 | ||||
免税 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 | ||
~500kg以下 | 0 | 5,000円 | 8,200円 | 11,400円 | 12,600円 |
~1,000kg以下 | 0 | 10,000円 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
~1,500kg以下 | 0 | 15,000円 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
~2,000kg以下 | 0 | 20,000円 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
~2,500kg以下 | 0 | 25,000円 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
~3,000kg以下 | 0 | 30,000円 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
先程の初代ステップワゴンですと2万4600円が3万7800円になります。
13年未満と比べると約1.5倍の増税です!
18年も乗り続けてくれるな、ということなのでしょうか。
長く車を乗るオーナーは、車のメンテナンスもしっかりして、決して環境に負担をかけているとは思えないのですが。
それよりも、車をスクラップにするときに出るCO2量の方が、よっぽど環境に良くないと個人的には思っています。
それに、上記の増税は事前の案内や説明もなく、いきなり通知されます。
18年超の車の自動車重量税は、約1.5倍になる!
18年を超えると、車検の際にもいろいろな部品交換が必要になるうえに、自動車重量税が跳ね上がってしまうのです。
乗り続けるか、買い替えるか?
これだけ税金が上がると、毎年の車の維持費も負担になってきます。
車検代も交換部品もいろいろと増えてくるので、かなりの金額になってきます。
そろそろ「買い替えようかな」と考えますよね。
18年超の車に査定はつくの?
正直、ディーラーに行って「下取りでお願いします」というと、ほとんどの場合は査定金額はつきません。
「もう廃車ですね。当店で車を買っていただけるなら、廃車費用はサービスいたします!」
といった感じになるでしょう。
もしくは、査定0円はお客さんの印象を害するので、2万円程の下取り金額はつくが、下取り査定料・下取り手数料といった費用が引かれて実質0円、となるケースも多々あります。
ディーラーは新車の販売が本業ですので、年式の古い車の下取りは積極的ではない、のです。
できればやりたくない、「付帯業務」なのです。
車買取専門店は、古い車でも買い取ってくれる
一方、車買取専門店というものがあります。最近ではTVやラジオでよくCMを流しています。
車買取専門店は、その名の通り車を買い取ることが本業です。
車の買取はまさに「仕入れ」であり、仕入れができないと商売になりません。
この専門店は各社、独自の色々な特徴を持っています。
例えば、4駆専門・軽自動車専門・1BOX専門・ハイエース専門・ドレスアップカー専門などです。
自社が得意としている車種で「欲しい!」と思った車には、他店と競ってでも高額査定をつけてきます。
また、海外に輸出ルートを持っている会社は、年式の古い車でも積極的に買い取ります。
海外では日本車は信頼で来るブランドでとても人気があります。
年式が古くても走行距離が多くても、まだまだ売れるのです。
一度、愛車の査定相場を調べてみてはいかがでしょうか。
ディーラーの下取り査定価格は、本来のあなたの愛車の価値を提示してくれません。
そして、車の査定相場は毎日変動していますで、インターネットや雑誌で調べても最新の相場は載ってはいません。あるのは古いデータだけです。
では、どうすれば調べることができるのでしょうか?
こちらのサイトを使えば知ることができます。
簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場を教えてくれます。同時に最大10社に一括で見積もりを依頼できます。
あなたの車を「欲しい!」と思うお店を探すこともできますよ。
「18年超だからもう査定はつかないだろう」と、決めつけるのは勿体ないです。
車検を通すか買い替えるか
これは愛車の査定額を見て判断すべきです。