車を所有すると乗用車の場合は一定期間ごとに車検の時期がやってきます。
まとまったお金が必要になるので、「一体いくら位、車検代がかかるの?」気になるところですよね。
今回は、車検の時期が近づいて来たら「やっておくべきこと」についてまとめてみました。
車検の有効期間について
車検の有効期間は、道路運送車両法の第61条「自動車検査証の有効期間」で定められています。
当然、車検の有効期間を過ぎて無車検の車は公道を運転できません。違反すると厳しい罰則があります。
自家用乗用車の車検の有効期限は、新車登録から3年、以降は2年ごとに車検を受ける必要があります。
車種 | 有効期限 | ||
---|---|---|---|
初回 | 2回目以降 | ||
貨物自動車 | 8トン以上 | 1年 | 1年 |
8トン未満 | 2年 | 1年 | |
バス・タクシー | 1年 | 1年 | |
レンタカー(乗用自動車のみ) | 2年 | 1年 | |
軽貨物自動車 | 2年 | 2年 | |
大型特殊自動車 | |||
自家用乗用自動車 | 3年 | 2年 | |
軽乗用自動車 | |||
小型自動車二輪(250cc超) |
車検を受ける時期は?
車検は、車検満了日の一か月前から受けることができます。
車検満了日は、車検証もしくは車検シール(フロントガラスの中央上部に貼ってある四角いステッカー)で確認することができます。
車検満了日の一か月前であれば 「継続検査」となり、有効期間が短く(前倒し)なることはありません。
それよりも前に車検を受けることは可能ですが、その場合は 「継続審査」とはならず、車検を受けた日からの有効期間となります。
つまり、有効期間が前倒しになってしまいます。
ですので、車検を受ける時期としては、「車検満了日の一か月前から満了日まで」ということになります。
車検が混み合う時期って?
車検の混み合う時期は、主に12月と3月です。
その理由は、この時期は車の販売台数が多い時期だからです。特に新車の場合は、購入月がほぼ初回登録月となり3年後、2年後の車検の月となるのです。
混んでいるからと言って、車検の時期をずらすわけにもゆきませんが、この時期に車検満了日にあたる方は、準備も早めにしておいた方がいいでしょう。
また、土日は「車を通勤に使っている」「忙しいので休みの日にしか車を持ち込めない」などの理由により混み合うことが多いです。
(ユーザー車検は自分で車を運輸支局に持ち込む必要がありますが、土日は休みです)
車検の時期が近づいて来たら、しておくことがある
車検の時期が近づいて来たら、しておくべきことがあります。
ディーラーや民間車検工場などに依頼する場合は、まず車検の見積もりをとります。
自動車重量税・自賠責保険・印紙代などの法定費用はどこに依頼しても変わりません。
それ以外の整備費用、部品代、工賃、代行費用などは、どこに依頼するかによってその費用はかなり変わってきます。
車検費用が一番高いのは「ディーラー車検」です。次いでフランチャイズ車検、民間整備工場車検、カー用品店車検、ガソリンスタンドといった順でしょうか。
安いガソリンスタンド車検は、「ほぼユーザー車検の代行」といったところもあります。
車の状態で考えるべきでしょう。
いずれにせよ、「どこまでの部品交換をするか?」によって費用はかなり変わってきます。
「最小限の部品交換」であれば安く済むでしょうし、「次回の車検まで安心して乗りたい」ということであれば、費用も掛かってきます。
この二通りの見積もりをもらうべきです。
どの部品が交換が必要なのか?の判断は一般ユーザーでは難しいところではありますが、見積書をもとに良く業者に確認しましょう。
丁寧に正直に答えてくれる業者を選ぶべきです。
また、車検の見積もりは1社だけではなく、複数社取った方が比較もできますのでお勧めです。
交換部品もすべての業者の見積もりに記載されていれば、「必要なんだな」と納得もできます。
そしてもう一つのすべきこと、それは愛車の査定相場を調べておくということです。
車検を通す前に調べておこう
車検は、やはり結構な出費ですよね。年式が経って、車検の回数が増えてくるとなおさらです。
「車検は車の買い替えのタイミング」として一番多い節目です。
車検を通した後で、「買い替えとけばよかった!」となるかもしれません。
車検間近でも、思っているよりも高い査定が付くことも結構あります。
ですので、車検を受ける前に、少しでも買い替えが頭によぎったら、愛車の最新の査定相場を調べておきましょう。
車検を受けるかどうかは、この金額を見てから判断すべきです。
でも、車の査定相場はネットや雑誌で調べても「最新の相場」は載っていません。
相場は毎日行われている中古車オークションの売買価格に連動して、毎日変動しているからです。
あるのは過去のデータで、参考にもなりません。
では、どうすれば調べることができるのか?
こちらのサイトを使えば簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場がわかります。
同時に、複数の買い取り専門店に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店と金額もわかります。
もちろん無料で使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。