車検見積 比較

車検は2年に一度(新車の場合、初回は3年)は必ずやってきます。

車の維持費の中でも、ウェイトを高く占めるのがこの「車検」です。

できるだけ、費用をかけずに行いたいものですよね。

そのために、車検の見積もりは1社だけではなく、複数社から見積もりをもらって比較検討される方も多いことでしょう。

今回は、車検見積の比較ポイントについてのお話です。

見積書で比較するのは「法定費用」以外

車検の見積もりの内訳は、「法定費用」とその他の「点検・整備費用」「付帯サービス」に分けることができます。

「法定費用」とは、その名の通り法で定められた費用(税金等)です。

「自動車重量税」「自賠責保険」「検査手数料」の3つで構成されています。

これらの法定費用は、どこで車検を受けても金額は変わりません。

ディーラーや車検工場に依頼しようが、自分で車を持ち込む「ユーザー車検」でも同じ金額です。

ですので、この「法定費用」については比較する必要はありません。車検の継続審査に絶対必要な費用です。

継続審査は、国が定める基準(安全・環境面)に適合しているかどうか、の検査であって、次の検査までの安全性等を確保するものではありません。

「点検・整備費用」は、車の状態を確認し、必要となる整備を行うものです。

どこに車検を依頼するかによって、金額は変わってきます。

通常、車検の時期に合わせて「法定24か月点検」が行われます。この点検は56箇所の点検を行うものです。

専用の工具や技術的な知識が必要となりますので、車検と一緒に業者に委託することになります。

この点検整備と車検基本料は、各社の見積書で比較できる項目です。

参考までに、つい最近(2017年6月)に当サイトのスタッフがとった車検見積もりでは、

【ディーラー】

  • 法定点検料:11,016円
  • 継続検査料:9,180円
  • 基本セット料:37,581円

基本セット内訳:・セーフティーキープメンテナンス・エンジン&シャーシスチーム洗浄・冷却液交換・発煙筒取り換え・ブレーキクリーニング・ブレーキフルード交換・下廻り防錆処理・エンジン内部洗浄・バッテリーターミナルメンテナンス

【カー用品店】

車検基本料:9,180円

法定点検料:12,960円

事務手数料:4,320円

そして、これらの金額に必要と思われる「交換部品」が入ってきます。

この「交換部品」とその「工賃」によって、車検の見積もり金額が大きく変わってくるのです。

どこまでの部品を交換するか

迷う

A社ではエンジンオイル、ブレーキフルード、ワイパー、トランスミッションフルードの交換で総額15万円

B社では、ブレーキフルードのみ、エンジンオイル交換サービス(無料)で総額8万円

極端な例ではありますが、これくらいの金額の差は出ることもあります。

車検の見積もりを比較するうえで、ユーザーを悩ませるのは、「どこまでの部品を交換するか」ということです。

どの会社の見積書にも記載される部分は、交換が必要だと判断できます。先程の例ですと、エンジンオイル、ブレーキフルードですね。

でも、どちらかにしかないものは、判断が難しいところです。

この例でも「トランスミッションフルードって、どんな役割でいつ交換すべきなの?今回の車検で交換は必要?」と疑問に思いますよね。

車検の見積もりは、「松竹梅」とまではいかなくても、ベーシックプラン(車検に通すのみ)と安心プラン(次の車検まで安心して乗れる)の2種類をもらって比較すべきです。

そして、判断にま迷う交換部品については、担当者によく確認しましょう。

ここを丁寧に説明してくれない業者は、車検費用が安くても避けたほうが良いです。

その他の比較・確認ポイント

ポイント

金額以外にも比較するポイントがあります。

代車について

代車を無料で用意してくれるお店もあれば、そうでないお店もあります。

必要であれば、事前に確認しておくべきポイントです。

支払い方法について

法定費用に関しては、現金で払うのが一般的です。

現金一括での支払いが難しければ、クレジットカード払いや分割払いが可能か、といったことも確認しておきましょう。

ここまでのまとめ

車検は見積もりの金額だけの判断ではなく、「安心できる信頼感」も大切です。

総合的に比較して判断しましょう。

今の愛車の査定金額とも比較しよう

このように、車検はまとまったお金が必要となります。

年式が経って、車検の回数が増えてくると交換部品も多くなって、なおさらです。

車検は「車の買い替えのタイミング」として一番多い節目です。

車検を通した後で、「車検代がこんなにかかるんだったら、買い替えとけばよかった!」となるかもしれません。

車検間近でも、想像以上に高い査定がつくこともよくあります。

ですので、車検を受ける前に一度、愛車の最新の査定相場を調べておきましょう。

車検を受けるかどうかは、この金額を見てから判断すべきです。

でも、車の査定相場はネットや雑誌で調べても「最新の相場」は載っていはません。

中古車の相場は、毎日行われている中古車オークションの売買価格に連動して、毎日変動しているからです。

あるのは過去のデータで、参考にもなりません。

では、どうすれば調べることができるのか?

こちらのサイトを使えば簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場がわかります。

古い車でも高く売れる!入力はカンタン32秒

同時に、複数の買い取り専門店に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店と金額もわかります。

もちろん無料で使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

「車検に出すかどうか?」の判断基準にもなりますよ。