車検をディーラーなどに依頼すると、ほとんどの場合、
「車検証、自動車税納税証明書、自賠責保管証、印鑑を持ってきてください。」と言われます。
詳細記事:車検に必要なもの・書類について
「印鑑」はなぜ必要なのでしょうか?認印やシャチハタでもいいのでしょうか。
今回は、車検に必要な「印鑑」について解説しています。
車検に印鑑は必要なの?
車検の際に「印鑑は必要なの?」「何のために必要なの?」と」いう疑問をお持ちの方も多いと思います。
印鑑が「必要です」という車検業者もいれば、「必要ありません」という業者もいます。
実際のところは、どうなんでしょうか?
2017年7月現在、基本的には印鑑は不要とお考えいただいて結構です。
以前は、継続検査申請書に自動車の使用者の認印を押印する必要がありました。
しかし国土交通省の通達により、
平成10年4月1日から「車の使用者が個人の場合、氏名欄に自筆の署名を記入した場合には、印鑑の押印は不要」
となりました。
業者によって継続審査申請書の車の使用者欄に、記入や印字がされた場合は押印が必要となります。
ただ、現在でも「印鑑を持ってきてください。」、という業者はたくさんあります。
上記の通達とは関係なく、その会社で「規定」として定めている業者もありますので、絶対に印鑑は必要ない、ということではありません。
認印やシャチハタでも大丈夫?
基本的にシャチハタは印鑑とは認められないので、「NG」なのですが、押してしまえばわからないので、そのまま通ってしまうこともあるようです。
業者は「シャチハタでもOK」とは言わないでしょうから、印鑑が必要だと言われたら認印を持参しましょう。
印鑑証明は必要?
車検に印鑑証明は必要ありません。
余談ですが、印鑑証明を添えて提出する際に押印するのは、「実印」です。
自動車の手続きで、印鑑証明が必要になるのは名義変更の時です。
もしも、他人名義の車に乗っていて名義変更をまだ行っていない場合は、手続きが必要になります。
ただ、「車検のタイミングで一緒にしてしまおう」、というのは避けたほうがいいです。
車の名義変更は、結構手続きがややこしいのと、新しい所有者の「車庫証明」が必要となります。
車庫証明の発行には1週間くらいかかる場合もありますので、名義変更が必要な場合は、車検よりも前に余裕をもって行いましょう。
車検を通す前に調べておこう!
車検は、まとまったお金が必要となります。結構な出費ですよね。
年式が経って、車検の回数が増えてくると交換部品も多くなって、なおさらです。
車検は「車の買い替えのタイミング」として一番多い節目です。
車検を通した後で、「買い替えとけばよかった!」となるかもしれません。
車検間近でも、思っているよりも高い査定が付くことも結構あります。
ですので、車検を受ける前に、少しでも買い替えが頭によぎったら、愛車の最新の査定相場を調べておきましょう。
車検を受けるかどうかは、この金額を見てから判断すべきです。
でも、車の査定相場はネットや雑誌で調べても「最新の相場」は載っていはません。
中古車の相場は、毎日行われている中古車オークションの売買価格に連動して、毎日変動しているからです。
あるのは過去のデータで、参考にもなりません。
では、どうすれば調べることができるのか?
こちらのサイトを使えば簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場がわかります。
同時に、複数の買い取り専門店に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店と金額もわかります。
もちろん無料で使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
「車検に出すかどうか?」の判断基準にもなりますよ。