雨の日のドライブには、ワイパーは必須のパーツです。
ワイパーが正常に作動していないと、視界が悪くなって安全な運転ができません。
そのため、当然ワイパーは車検でも検査の対象となっています。
では、どんなワイパーが車検に通らないのか?リアワイパーは必要なのか?
今回は車検とワイパーについてのお話です。
この記事でわかること
ワイパーとは
ワイパーは、全ての車のフロントガラスに装着されています。正式には「窓ふき器」といいます。
フロントガラス以外では、リアガラス、車種によってはヘッドランプに取り付けられることもあります。
雨やや雪、前の車がはね上げた泥水などがガラスに付着した際に、外の視界が遮られないよう取り除くために作動させます。
ワイパーは、
・取りつけられているワイパーゴム
・ウオッシャー液
と一体と考えられています。
ワイパーに取り付けられているゴムは、ガラスとの摩擦や付着物の除去の際に摩耗してしまうことや、経年劣化が起こることから定期的に交換が必要です。
車検でのワイパーの基準とは
ワイパーは直接ガラス面に触れるゴムの部分(ワイパーゴム)と、それを支持しているアームで成っています。
車検の基準は、「視野を確保できるようふき取りができるかどうか」ということです。
・ワイパーが正常に動くか。
・ゴムはついているか。切れてたりしていないか。
・ふき取りが十分できているか。
と言うところが確認されます。
ワイパーとしての機能を果たせていれば、多少錆びていたり、塗装がはげていても不合格にはならないでしょう。
ウォッシャー液も点検される
ウォッシャー液は、ガラスについた汚れを落ちやすくするためにあります。
前の車がはね上げた泥水がついたら、ウォッシャー液を出してワイパーをかけないと視界が悪くなってしまいます。
検査の基準は、「きちんと出るかどうか」という事です。
・ウォッシャー液が出ない
・極端に噴射が弱い
など正常に機能しない場合は車検でNGになる可能性があります。
そのような場合はワックスなどのノズルの詰まりが疑われます。針などで掃除してやれば、すぐに元通りになるケースがほとんどです。
リアワイパーはどうなの?
最近はほとんどの車種に、リアにもワイパーがついていますよね。
このリアワイパーは、車検では検査されるのでしょうか?
フロントガラスのワイパーは、お伝えしたように保安基準で装備が定められています。
しかし、リアワイパーは初めから装着していない車種も存在するので、明確には定義されていません。
車検では、リアワイパーの機能に関する検査はない、という事になります。
リアワイパーは取り外しても大丈夫?
車検に関係ないのであれば、取り外しても大丈夫なの?という疑問もわきますよね。
リアビューをスッキリ見せたい、という理由からでしょうか、取り外してキャップを付けている車も時々見かけます。
この場合は、車検に関しては「グレーゾーン」と言えます。
リアワイパーを取り外した際、ボディにはワイパーを動かす軸となるネジが残ります。
このネジが「突起物」としてグレー判定を受ける場合があるのです。
ネジは先端が細いため、万が一歩行者が接触した際に怪我をする恐れがあるからです。
また、スイッチがあるのに動作するワイパーが無い、というところも問題となります。
このあたりは、検査員の判断にゆだねられるので、注意が必要です。
車検を通す前に調べてみよう
車検は、やはり結構な出費ですよね。年式が経って、車検の回数が増えてくるとなおさらです。
車検は「車の買い替えのタイミング」として一番多い節目です。
車検を通した後で、「買い替えとけばよかった!」となるかもしれません。
車検間近でも、思っているよりも高い査定が付くことも結構あります。
ですので、車検を受ける前に、少しでも買い替えが頭によぎったら、愛車の最新の査定相場を調べておきましょう。
車検を受けるかどうかは、この金額を見てから判断すべきです。
でも、車の査定相場はネットや雑誌で調べても「最新の相場」は載っていません。
相場は毎日行われている中古車オークションの売買価格に連動して、毎日変動しているからです。
あるのは過去のデータで、参考にもなりません。
では、どうすれば調べることができるのか?
こちらのサイトを使えば簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場がわかります。
同時に、複数の買い取り専門店に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店と金額もわかります。
もちろん無料で使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
「車検に出すかどうか?」の判断基準にもなりますよ。
まとめ
フロントワイパーは車検の検査項目である。
それ以上に日々の安全のため、まめにゴムは交換し、ウォッシャー液も補充する。
リアワイパーは車検の検査項目にはないが、取り外すことは避けた方がよい。