車検を受けるタイミングは、「有効期限の一か月前から」というのが一般的です。
・なぜ1ヶ月前なの
・それ以上前に車検を受けたらどうなるの?損するの?
普段はあまり気にすることもないかもしれませんが、こんな疑問について考えてみました。
この記事でわかること
車検はいつでも受けることができる!?
車検は、実はいつでも受けることができます。車検を受ける時期に特別な規定は「無い」のです。
極端な話をすれば、「車検を今月受けて、半年後にまた車検を受ける」ということも可能です。
(まず、このような事をする方はいないでしょうが。)
車検の満了日を越えた車(車検切れ)でも、車検を受けることは可能です。※当然車検切れの車は公道は走れません。
なぜ一か月前なの?それ以上前だと「損」するの?
車検(継続審査)の有効期間は、車検を受けた日から2年です。(新車購入時は3年)
継続審査とは、車検証に記載されている有効期限を延長して、車両を使用する場合に受ける検査です。
一般的な「車検」はこの継続審査のことです。
車検は、満了日の一か月前から満了日までですと継続審査となり、満了日の変更はありません。
簡単な例で説明しますと、
2017年6月20日が車検の満了日の場合、前月の5月30日に車検を受けても、同月の6月15日に車検を受けても、次回の満了日は2年後の2019年6月20日です。
これが2017年の4月1日に車検を受けると、次回の満了日は2年後の2019年4月1日となってしまいます。
車検の有効期間が2か月以上短くなり、有効期間を「損」してしまうのです。
有効期間を損するということは、車検の際に支払う「自動車重量税・自賠責保険・印紙代」といった法定費用も損することになります。
ですので、よほどの事情が無い限り、車検は満了日の一か月前から受けるのが一般的というか常識になっています。
ただ、長期海外出張などの事情で、やむを得ない場合もあると思います。
「満了日ギリギリ」も避けたほうが〇
では、車検の満了日ギリギリに車検を受けるのはどうなのでしょうか。これだと「損」もないのでしょうか。
その理由は、いくつかあります。
検査ラインを自社で持っている指定工場で検査をしても、更新手続きは満了日までに陸運局にいって行う必要があります。
指定工場も、毎日ではなく曜日を決めて陸運局に行くケースが多く、ギリギリだと間に合わないことも考えられます。
また、交換しないと車検に通らないような部品がある場合、調達や作業などの日数も必要です。
万が一満了日までに手続きを含めて完了しないと、車検切れとなってしまいます。
ですので、車検は満了日の1週間には入庫するようにしましょう。
業者もその方がスケジュールが立てやすいので歓迎されます。
そのため、「早期予約割引」なども行っていますので、利用することで車検代も少しですが割安になりますよ。
車検の予約は1ヶ月以上前でも可能?
車検は満了日の1ヶ月前から、ということはお伝えした通りですが、「車検の予約」に関しては全く関係ありません。
1ヶ月以上前に予約を入れても、車検を受ける日が満了日の1か月以内であればOKです。
というか、先にもお伝えしましたが、車検工場によっては「早期予約割引」と銘打って、早い時期から囲い込みを行っています。
こういったキャンペーンを利用するのもアリだと思います。
ただし、あまり早い時期(半年前とか)ですと、見積もりをもらった時と車両の状態も変わっている可能性もあります。
満了日の2か月ほど前から、どこで車検を受けるかを検討してはいかがでしょうか。
車検を通す前に調べておこう!
車検は、まとまったお金が必要となります。10万円以上かかるケースも多く結構な出費ですよね。
年式が経って、車検の回数が増えてくると交換部品も多くなって、なおさらです。
車検は「車の買い替えのタイミング」として一番多い節目です。
車検を通した後で、「こんなに車検代がかかるんだったら、買い替えとけばよかった!」となるかもしれません。
車検間近でも、思っているよりも高い査定が付くこともよくあります。
ですので、車検を受ける前に、少しでも買い替えが頭によぎったら、愛車の最新の査定相場を調べておきましょう。
車検を受けるかどうかは、この金額を見てから判断すべきです。
でも、車の査定相場はネットや雑誌で調べても「最新の相場」は載っていはません。
中古車の相場は、毎日行われている中古車オークションの売買価格に連動して、毎日変動しているからです。
あるのは過去のデータで、参考にもなりません。
では、どうすれば調べることができるのか?
こちらのサイトを使えば簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場がわかります。
同時に、複数の買い取り専門店に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店と金額もわかります。
もちろん無料で使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
「車検に出すかどうか?」の判断基準にもなりますよ。