私は悪質な整備業者に当たってしまい、痛い目に遭ったことがあります。
車種はワゴンRで、4万5000キロ走行、3年目車検を受けた状態でディーラーから中古で購入しました。
トラブルがあった車検の時の走行距離は9万キロ。7年目車検の時でした。
その整備工場では5年目車検と7年目車検を受けましたが、5年目の車検は何の問題もなく行われました。
しかし、7年目車検の2週間後、走行中に異常が発生するトラブルが起きました。
長い下り坂を走行中、信号待ちの列が見えたのでブレーキを踏んだところ、突然ブレーキが効かなくなったのです。パニックになり全力でペダルを踏みこむと「キィ~!!」という異音とゴムの焦げる臭いを発しながら追突ぎりぎりでやっと車が止まりました。
冷や汗をぬぐいながら、明らかに制動距離のおかしくなった車を運転してすぐに最寄りのガソリンスタンドに行き、整備士の方に見てもらいました。
その方曰はく「とても車検が通るような車の状態ではない」とのこと。
「たった2週間で異常の出るような状態なら、車検の時に気が付いていないとおかしい。その整備業者は大丈夫なんですか?」と言われ、車検が正常に行われていなかったのではと疑いを持つようになりました。
ただ恥ずかしながら、クレームや叱責をあまりしたことがないため問題の整備工場に連絡を入れる勇気が出ず、結局そのまま自腹で修理をしてしまいました。
問題の整備工場は、以前事故をした際にJAFから最寄りの提携店として紹介され、事故車の修理をしてもらった工場です。
事故修理の時は整備士の方や社長さんの対応もよく安心して任せていたのですが、5年目車検の時の費用の説明があいまいだったり、電話対応が雑だったりと、時間の経過とともに不信感を持つようになっていました。
問題の7年目車検の時も11万円くらいの費用を払って様々な部品を交換しましたが、明細にはブレーキに関する内容はありませんでした。
ブレーキ異常があった時に調べてもらって分かったことですが、カーブを緩やかにするタイヤのシャフトゴムもすでに切れており、それについての記載も車検の明細にはありませんでした。
JAFの提携店であるということから安心できる整備工場であると思い込んでいましたが、決してそうではないようです。
車検を受けられる際には、しっかりと整備工場の方の対応や人となりも見たほうが良いと学びました。
神奈川県 30代 男性