ウォッシャー液
車を運転していて、フロントガラスが汚れてきたらウインドウォッシャー液を出して、ワイパーをかけますよね。

そうするとフロントガラスが綺麗になって、視界もスッキリします。

ウォッシャー液は使うごとに当然減ってきます。タンクが空になると当然、ウインドウォッシャー液は出てきません。

たまたま車検の際に、ウインドウォッシャー液が空っぽになっていたら車検には合格するのでしょうか?

今回は、「ウインドウォッシャー液と車検について」のお話です。

ウインドウォッシャー液は車検の検査項目?

ウインドウォッシャー液とワイパーはセットで検査されます。

前面ガラスの直前の視野を確保でき、かつ、安全な運行を妨げないものとし て、視野の確保に係る性能等に関し告示で定める基準に適合する洗浄液噴射装置及びデ フロスタを備えなければならない。 道路運送車両の保安基準(H30.04.01現在)の第45条の2

フロントガラスの以外のウォッシャー液(リアやヘッドライト)はチェックはされないようです。

ウインドウォッシャー液がでないという事は、

・ウインドウォッシャー液が無くなった(タンクが空)

・ノズルが詰まっている

・ウォッシャータンクのポンプの故障

などが考えられます。

ユーザー車検ではなく、業者に車検を依頼する場合は、24ヶ月点検もあわせて行うことになりますので、ウォッシャー液が出ない場合は業者が対応してくれます。

24ヶ月点検項目に、「ウインド・ウォッシャ液の量、噴射状態」というのがあるので、出ない状況で車検を行う事はまずありません。

ウォッシャー液が無いだけでしたら補充をしてくれるでしょうし、修理が必要な場合は見積もりに入ってくるはずです。

ユーザー車検の場合は、事前にウォッシャー液がでるかの確認はしておきましょう。

もし、タンクが空っぽでウォッシャー液が出なければ、「水をいれてこい」と言われて再検査になってしまいます。

ウォッシャー液は水道水でも車検に通る?

ウォッシャー液は専用の液体で無いと車検は通らないのでしょうか?

いえ、水道水でも大丈夫です。

ウォッシャー液の成分に関するところまでは、車検の検査項目には規定はありません。

水道水でも問題なく車検には通ります。

ただし、真冬の寒冷地などは、専用のウォッシャー液を入れておいた方が良いかもしれません。

理由は、「凍りにくい」からです。

専用のウォッシャー液は水よりも凍りにくいので、ユーザー車検時に「凍って出ない!」と言う事も防げます。

車検場まで運転してゆけば、ほとんどの場合はエンジンも温まっているので、そうそう凍ることもないとは思いますが。

 

ウインドウォッシャー液の蓋(ふた)がなかったら?

ウォッシャー液を入れる部分には蓋がついています。

ウォッシャー液のふた

でもプラスチックでできていますし、結合部分も細いので、何らかの拍子に蓋がなくいなってしまう事もありえます。

その場合は、車検に通るのでしょうか。

はい。大丈夫です。

給水口のふたは検査項目にはありませんので、車検は通ります。

ただ、ふたがないとゴミや異物が入ってしまい、ポンプが故障するなどの可能性がありますので、ディーラーなどに頼んで部品として取り寄せてもらいましょう。

そんなに高い部品ではありません。

ミネラルウォーターはNG

ウォッシャー液はボディに後がつくのでイヤ、という方も結構います。

そのため水道水を入れているのですが、中にはペットボトルの水(ミネラルウォーター)を入れようとする方もいます。

ミネラルウォーターは止めておいた方がいいです。

理由は、ミネラルウォーターにはカルシウム塩やマグネシウム塩等が含まれているものが多いので、タンク内で汚れにより雑菌が繁殖したりカビが生えたりします。

いずれにせよ、ウォッシャー液は無くなると安全な運行にも支障をきたしますので、こまめに補充するようにしましょう。