車検は新車購入時なら3年、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。
車検の有効期間内に、転勤などで他府県に引っ越されることもあるでしょう。
引っ越ししたからと言って、単身赴任などでは3年もすれば元の家に戻ることも多いですよね。
ナンバーを取り直すのも面倒なので、そのままにして県外のナンバープレートが付いていることもあるでしょう。
では、県外で車検を受けることは可能なのでしょうか。なにか特別な手続きが必要なのでしょうか。
今回は「県外の車検」についてのお話です。
この記事でわかること
県外(他府県ナンバー)でも車検は受けれるの?
いきなり結論から入りますが、「大丈夫です!」
でも、気を付けなくてはいけないこともあります。
車検証を紛失している場合
車検証は、運行中は携帯することが義務付けられています。したがって、普通は車のダッシュボードに保管していると思います。
でも稀に「車検証を失くした」、という方もいらっしゃいます。その場合は、車検証の再発行を依頼することになります。
車検証の再発行は、自動車のナンバープレートに記載されている陸運局で行います。
ということは、県外で車検を受けるにしても、ナンバーの陸運局で車検証の再発行を行う必要があります。
自動車税納税証明書(継続検査用)はも必要
車検を受けるには、自動車税を納めていることが前提です。
ですので、車検時には自動車税納税証明書(継続検査用)が必要になります。
ですが、2015年4月1日より自動車税納税証明書の提出は電子化に伴い省略可能となりました。
ただ県外で車検を受ける場合、多くのお店で「納税証明書が必要です。」と言われると思いますので、持参したほうがいいと思います。
また、納税から電子化データに反映されるには少し時間がかかりますので、納税からすぐに車検を受ける場合は、納税証明書を持参したほうが間違いありません。
問題なのは「納税を忘れていた!」というケース
自動車税は、毎年4月1日時点での車の所有者に対して課せられる税金です。自動車税納税通知書が車検証に記載されている住所に送られるのです。
ですので引っ越しなどで転居している場合は、手元に届かない可能性もあるのです。
「忘れていた」では車検を受けれませんし、追徴金も発生しますので、手続きを行っておきましょう。
車検証の住所を変更するのは少し手間ですが、 自動車税の住所変更の届出は運輸支局に連絡すれば簡単に行ってくれます。(軽自動車の場合は市町村)
全ての車が県外で車検を受けれるわけではない
先程、県外でも車検を受けることは可能、と書きましたが「全ての車」に当てはまるわけではありません。
一般的な車検=継続車検のことを指しています。
「新規車検」はナンバープレートを交付してもらう必要があります。そうなれば、税金にも大きく関係するので住んでいる管轄の運輸局でないと手続きできません。
また、「構造変更検査」は、車検証に記載されている管轄の検査場でなければ、受けることはできません。
車検を通す前に調べておこう!
車検は、まとまったお金が必要となります。結構な出費ですよね。
年式が経って、車検の回数が増えてくると交換部品も多くなって、なおさらです。
車検は「車の買い替えのタイミング」として一番多い節目です。
車検を通した後で、「買い替えとけばよかった!」となるかもしれません。
車検間近でも、思っているよりも高い査定が付くことも結構あります。
ですので、車検を受ける前に、少しでも買い替えが頭によぎったら、愛車の最新の査定相場を調べておきましょう。
車検を受けるかどうかは、この金額を見てから判断すべきです。
でも、車の査定相場はネットや雑誌で調べても「最新の相場」は載っていはません。
中古車の相場は、毎日行われている中古車オークションの売買価格に連動して、毎日変動しているからです。
あるのは過去のデータで、参考にもなりません。
では、どうすれば調べることができるのか?
こちらのサイトを使えば簡単な入力後、すぐに愛車の最新の査定相場がわかります。
同時に、複数の買い取り専門店に見積もりを依頼できますので、最高額で買ってくれるお店と金額もわかります。
もちろん無料で使えますので、一度試してみてはいかがでしょうか。
「車検に出すかどうか?」の判断基準にもなりますよ。